高城玲のまんが置き場

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最近感銘を受けたもの②「2001年宇宙の旅」

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こんにちは。

 

夏の暑い日に降る局地的な雨が好きです。

高城玲です。

 

 

じめじめ&ムシムシ感極まりない所に、黒い雲がやってきてガーッと降る感じ、

映画のワンシーンみたいだな~といつも思っています。

 

 

という訳で。

本日は「感銘シリーズ」第二弾、映画のお話になります。

 

 

この感銘シリーズは、私が感銘を受けた創作物に対して、どこがよかったのか勝手に魅力を語っていくというものです。

 

(第一弾はカズオ・イシグロさんの小説「わたしを離さないで」でした)

www.kii-humoumanga.com

 

 

ド素人が一方的にとりとめのない感想を言っているにすぎないので、

どうか軽い気持ちでお読み下さい…

 

 

さて。

今回ご紹介する作品はスタンリーキューブリック監督による映画、

2001年宇宙の旅です。

 

2001年宇宙の旅ポスター模写

(雑なポスターの模写。本物はとてもハイセンスでカッコイイので是非画像検索してみて下さい!)

 

 

題名からも分かる通り、

宇宙を舞台にしたSFモノとなっています。

 

ちなみに、監督のスタンリーキューブリックは他にも

時計じかけのオレンジ」や「フルメタルジャケット」といった数々の名作を映像化しています。

 

※以下、物語の軽度なネタバレを含みますので、

予備知識なしで観たい方はブラウザバックでお願いします!

 

 

目次

 

 

2001年の作品にしては高クオリティ…?

 

この映画を観て、私が最初に思ったことは

「2001年の作品にしてはストーリーも映像もかなり先進的だな~」

でした。

 

というのも、

宇宙船のデザイン、人々の服装、AIを絡めたストーリー…

どれをとっても「近未来」感が爆発していてめちゃくちゃスタイリッシュなのです。

 

最近撮られた映像です、と言われても信じてしまうほど。

 

ですが、

映画を見終わってしばらくしてから、私は恐ろしい事実に気づきます。

 

 

アマプラでこの作品を視聴したのですが、ふと作品紹介のページを見ると

2001年宇宙の旅(1968)

の文字が。

 

 

!!??

 

 

つまりは、どういうことか。

 

私は先述したスタンリーキューブリック監督の作品というだけで、

予備知識がまったくない状態からこの映画を観ました。

(あらすじなども見ずに入った)

 

そのため、題名の「2001年」という文字から

「2001年に作られた映画」

だと盛大に勘違いしていたのです。

 

 

それが、蓋を開けてみると、

2001年どころか50年以上も前に作られた映画でした。

 

今観てきたものが信じられず、

この時点で私は軽い「何が起こっているの??」状態になります。

 

 

1960年代という衝撃

 

映画が作られた1960年代は、

パソコンの開発がスタートした時代でもありました。

 

といっても、当時はオフィスワークの効率化を目的に、

あくまで伝票処理や会計といった事務的なアレコレを手助けする範囲の活用にとどまっています。

 

大きさも「机か!?」と思うほどバカでかく、

個人でどうこうできるレベルの代物ではありませんでした。

 

昔のパソコン

 

当然のように、携帯電話やゲーム機器といったハイテク機械は、まだ大衆に出回っていません。

 

ちなみに宇宙開発の分野では、

60年代に多くの人工衛星が打ち上げられ、

映画公開の翌年である1969年にあのアポロ11号が月に到達しています。

 

 

アポロ11号の月面着陸よりも前に撮られた映画とは、いやはや衝撃です…

 

 

AI VS 人間 という時代を先取りしすぎた内容

 

この物語のクライマックスでは、

宇宙船に搭載されているAIコンピューター「HAL(ハル)」が、人間を裏切り暴走をはじめる、といった手に汗にぎる展開が起こります。

 

 

コンピューター開発がはじまって間もないこの時代に

「AIの暴走」

を映画で扱ったのって単純にすごくないですか???

 

しかも、この映画に出てくるAIハルが、今見てもやたらリアルなのです。

 

壁に埋め込まれたレンズ越しに会話し、

「HAL、部屋の電気を消して」

「HAL、〇号室の扉を開けて」

というと、なめらかな男性の声で『わかりました』と対応。

 

さらには『ゲームをしましょう』といった感じに、

電子チェスで遊んだりと乗組員の退屈を紛らわせてくれる存在でもあります。

 

 

いや、これ完全に今でいう「アレクサ」やんけ!!!

 

hal

 

くどいようですが、1968年です。

半世紀以上前です。

 

もはや未来を予言していたといっても過言ではありません。

 

 

どうやって撮影しているの??

 

あまり長くなってしまってもあれなので、

これが最後の衝撃を受けたポイントになります。

 

宇宙が舞台ということは、

当然登場人物たちは無重力空間で生活していることになります。

 

今でこそ、人がフワフワと浮いたり、逆さまになるシーンはCGを使えば作れますが、

当時はそんなものまだありません。

 

実際、この映画にはCG技術は用いられていないとのこと。

 

にもかかわらず、

人や物が浮いたり、逆さまになったりするような「宇宙の表現」が多々出てくるのです。

 

そのシーンは、現在見るCG技術で作られたものと何ら遜色ないように見えます。

 

だとしたら、どうやって撮影したのか??

 

 

印象的なシーンの一つに、女性が宇宙船内を壁伝いに歩いて逆さまになるシーンがあります。

 

女性が歩くシーン

 

このショットは長回しのワンショットのため、実際に無重力状態で逆さまになって歩いているとしか思えません。

 

調べてみると、このシーンの撮影を解説した動画がありました。

 

 

どうやら、

75万ドル(約八千万)かけて回転するセットを作り上げたとのことです。

 

種明かし

 

はい、クレイジー。(褒め言葉)

 

 

セットそのものを動かすことで、まるで人が壁を歩いているように見せていたんですね…!

 

このテクニックは、のちに数々の映画やミュージックビデオでも用いられたそうです。

 

 

という訳で、以上が時代を先取りしすぎた衝撃の映画

2001年宇宙の旅

なのでした。

 

他にも、

哲学チックなストーリー、かっこよるぎるキービジュアルなど話したいことは尽きませんが、

まずは映画を観ていただくことをお勧めします。

 

Amazonプライムでは8月3日現在見放題で配信中ですので、

夏のお供に是非いかがでしょうか。

 

 

読んでいただきありがとうございました。

 

では、本日はこの辺りで失礼致します~!

 

 

参考元サイト

展示品一覧-コンピュータ博物館

4 Ways 2001: A Space Odyssey Was a Visual-Effects Pioneer - YouTube